思い込みで悪いことが起きる!自分で作る一日と人生を

明るい一日を構築する

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私たちはよく、「いい予感がする」とか「悪い予感がする」と言います。なんとなく胸がそわそわしたり気持ちが落ち着かなくて、探し物が見つからないとかそういうほんの小さなアクシデントが起こるだけで、「なんだか悪い予感がする」なんて思ってしまうこともあります。すると、不思議なことに実際に悪いことが起こります。

そんな気持ちで仕事先や学校に行き、上司がイライラしていたり、授業中苦手な問題で先生に当てられたりすると、「やっぱり。朝から悪い予感がしてたんだ」と思うものです。

決してこれらのことが起こることを予知していたわけではありません。

何か重大なことが起こる前に変な胸騒ぎがすることもあるとはよく聞く話ですし私自身も不思議な体験をそれなりにしてきたので実際にそういうこともあると思っています。しかし、今回話題にしているような〝いい予感、悪い予感〟に関しては、予知とは関係ないものです。

ではなぜ、「悪い予感」が当たると感じてしまうのでしょうか。

まるで予知能力があったかのように、悪い予感がすると実際に悪いことが起こるのかというと、〝思い込み〟のしわざです。

自分自身の心の中にちょっとした不安や悩みを抱え、気持ちが晴れないときには、ついつい良からぬ想像をしてしまいます。たまたまその想像が現実となったときに、「やっぱり」と思ってしまうのです。

そして悪い予感があると、その日にあった良いことさえ印象が薄くなってしまうのです。悪いことが印象に残り、悪いことばかりが心を占めてしまうのです。

そして、そのことでさらに気持ちが落ち込んでしまいます。ちっぽけな出来事さえも必要以上に強い印象を持ってしまうのです。



「予感」の正体は思い込み

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これから始まる一日は、誰にとっても何が起こるのかわからない一日です。せっかくの白紙の一日を、少しの心の乱れから生まれた「悪い予感」で台無しにする必要はありません。

勝手な暗い想像で、なんでもない出来事が暗い印象に変わります。悪いことは良いことよりも記憶に残りやすいものです。

ワクワクするといいことが起きる

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それでは、「いい予感」はどうなのでしょうか。朝からなんとなく気分がよくて、いつもの生活なのになぜだか少し輝きや心地良さを感じるときがあります。

そんなときは、なんとなくいいことがありそうな弾んだ気持ちで家を出ます。気持ちが弾んでいるから、見慣れた光景も素敵に感じるし、同僚や上司、知人や友人への対応も明るくなります。

笑顔は笑顔を呼びます。なんとなく放つ明るさで周りの人に誘われたり、話が弾んで、良い話が舞い込んだり、朝から楽しい気持ちで過ごせること自体がいいことなのです。「いい予感」がしたから「いいこと」が起こったパターンです。

「悪い予感」を思い浮かべれば悪いことが起こり、「いい予感」を想い浮かべればいいことが起こります。同じ出来事でも気持ちの持ち方によって、悪いことにもなればいいことにもなるのです。

どんな一日にも「いいこと」「悪いこと」が同居している

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「いい予感」を持つというのは、「いいことを考える」ということです。

「きっといいことが起こるだろう」と考えると、それがどういうことかわからなくても、一日のイメージが明るくなります。

もちろん、「悪い予感」はすべてこの逆になります。

悪いことを考えると、一日のイメージが暗い色に塗り替えられてしまいます。わざわざそんな一日を期待する人はいないでしょうが、自分から悪いことを考えてしまえば現実を見る目が暗くなってきます。すると、どうでもいいようなことまで暗く受け止めてしまうのです。物事の受け止め方が悲観的になってしまい、何事も悪いように考えてしまいます。

そして、実際に悪いことばかり続いてしまうのです。

一日の中には「いいこと」と「悪いこと」が同居しています。いいことだけが続く毎日はないし、悪いことだけが続く毎日もありません。これはどんな人にでも当てはまります。

「どうして私はこんなに嫌なことが起きるんだろう」と落ち込んでいる人の一日だって、他人から見れば特に問題のない平和な一日だったりするのです。

問題は、認知に歪みが生まれることで、マイナスなイメージだけが強く印象に残るようになりることです。いいことを考えると、同じような一日でも印象は逆になります。

一日の捉え方を前向きにするということは、人生の捉え方を前向きにすることに繋がります。

一般的に、思い込みの力は90%以上と言われています。

まずは一日を明るく捉える癖をつけること。

それを癖付ければ、人生そのものが前向きなものになります。